2011年06月18日

10数年ぶりの北京

ここ1カ月余りの間、北京に何回か行った。
北京に旅行に来たのは10数年ぶりであった。
当然だが、北京もすごく変わっていて、地下鉄は10数本走っていて、大きなビルがたくさん建っていた。
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国際貿易センタービルの交差点。このへんな形の建物は、中国中央電視台。北京は今6つの環状道路があり、第二から第三環状道のあたりに大きなビルがたくさんあるようだ。
城壁の中は昔ながらの町並みがたくさん残っていて、こういう周辺の方が開発が進んでいる感じはちょっと蘇州と似ている。
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今の前門の様子。ここも昔と違っていて驚いた。昔は歩行者天国ではなかったと思う。通り沿いの建物もこんなに整ってはいなかったはずだ。見たところ、せっかく作った割にはあまり人気がない。
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前門通りには路面電車があった。飾りものではなく、一応線路をのろのろ走る。
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故宮博物館。ここは当然今も変わりがない。やはりけた外れの規模で、ぶらぶらしているだけで半日かかる。1か月に1回くらいは行きたい。
入場料は60元。これで蘇州の園林と同じくらいの値段と考えると、安く感じる。
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天安門。住宅や高速道路もライトアップするようなライトアップ好きな中国なので、ここは当然ライトアップされている。

南方に4年余り暮らしてきて、あらためて北方に滞在すると、食文化の違いを強く感じる。性質としては北方は大雑把で、味付けや量や盛り付けや店員の態度から見てとれる。
ケンタッキーに行ってチキンバーガーを頼んだら、具の重ね方がまた雑で、レタスやマヨネーズがほとんどはみ出ていて、あきれると同時に北方に来たことを実感した。
北京では新彊料理の羊串やらナンみたいなやつや、山西料理の刀削面やロバ肉料理、あとは鴨関係の料理が多い。
蘇州では、四川料理屋、蘭州ラーメン、広東料理、蘇州、杭州近辺の料理などが多い。
黄河流域以北と長江以南ではやはり食べるものが違うのか。
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炸醤麺(Za jiang mian)。10元。発音は「zha」かと思ったら「za」のようだ。あっさりしてておいしい。大豆がきいている。
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延吉冷麺。10元。北方の少数民族である朝鮮族の料理。まあ普通の冷麺。これもあっさりしてて酸っぱくておいしい。
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ロバの臓物の鍋。28元。牛の臓物と特に変わりない。
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北京ではやはり燕京ビール。味は中国のほかのビールと同じように薄い。

北京と言えば北京ダックだが、一人なので北京ダックのような高価な食べ物を食べるのは惜しかった。ロバ肉とか串焼きとかでも十分おいしいけど、やはり一人だと見た感じ貧素な食事になってしまう。
ラベル:北京 食べる
posted by からみもち at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行観光(華北地方) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

五台山A

五台山には寺がものすごくたくさんある。
その大部分は、中心から歩いていける距離にある。
残念ながら1泊では一部しかまわらなかったが、ちょっと紹介する。

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塔院寺。この白塔は、五台山のシンボル的存在。
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近くで見ると、かなり大きい。
塔の周囲の屋根の下にはお経の書いてある回るやつがついていて、手で回しながら1周するとなんかご利益があるようだ。

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普化寺。少し南の方にある。これは、普化寺の前の壁。
無数にある寺の中の一つでしかないのに、こんなに精巧に作られた壁があるところに、五台山のすごさを感じた。

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顕通寺。五台山五大禅寺の一つらしい。結構大きい寺だ。
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後ろの仏像も立派だが、前の玉器の仏像もきれいだ。
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後ろに白塔が見える。
敷地はかなり広く、ここでちょうど中間あたり。

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殊像寺。この大文殊殿の中の文殊菩薩像はなかなか壮観。
文殊菩薩が獅子だか虎だかの怪獣に跨っていて、まずその怪獣に見下ろされる。
乗ってる動物の体が正面を向いてる像は以前見た印象がないので、新鮮だった。

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広化寺。
ここは取り立てて何もない。一部しか改修が済んでなく、昔のままの廃墟のような様が見れるのが見どころか。
入口には改修のための募金箱が設置してあるのが涙ぐましい。

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五爺廟。広化寺へのわき道をさらに先に進んだところにある。
ここはものすごい人でにぎわっていた。
民間信仰の祠に過ぎないのだが、五台山の数ある寺を差し置いてここが一番有名らしい。
「五爺」というのは東海竜王の第五子のことで、なんでも文殊菩薩の化身でもあるという。
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こんな風に、到る所に「有求必応」というプレートが張り付けてある。
「お願いすれば必ず効き目がある」という文言はかなり下世話だ。
こんなくだらんプレートにお金出すんだったらそれで何か別のことができるだろうに。

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金剛寺。これは、入口にある狛犬。
場所は、中心からかなり離れたところにある。
太原等へ抜ける峠付近にある。
この日は雨が強く、標高がそこそこの場所なので雨雲の中だ。
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この建物の中に、千手観音立像が安置されている。
10数メートルもある、かなり立派なものだ。
しかしこの金剛寺に行って帰ってくるのは結構大変。
路線バスはないので、太原行きのバスに乗せてもらい、途中で下してもらった。
そしたら10元で行けたのだが、帰りは大変だった。
タクシーなどは通らないので、峠でヒッチハイクをする羽目になった。
しかし隣で金剛寺の坊さんがヒッチハイクしてて、迷惑した。
坊さんだったら安心だからみんな止まってくれるのかな、というイメージで見てたらそれが間違いで、「阿弥陀仏」と挨拶するだけで絶対お礼に金を払わないし、さらに着てる服もいつ洗ったか分からないので、みんな乗せたくない様子だった。
それで、みんな坊さんを見ると止まらないで走り去っていくので、捕まえるまで1時間くらいかかった。
坊さんがようやく成功して去ってからほどなくして、また1台止まってくれ、20元払って麓まで連れて行ってもらった。

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龍泉寺。
ここでの見どころは、何といっても山門。
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この寺はなんでも中華民国の時代に建てられたということで、まだ新しいのだが、この美しく細かい白玉石の門もそうだし、その他の建物も彫刻が凝っている。
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龍泉寺内の白塔。
本当に彫刻が細かい。

今回行った寺の中では、龍泉寺がやはり一番印象が強い。
仏像じゃなく建物自体が芸術品なのだ。
晴れてたらもっときれいだったのだろうが。

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五台山バスターミナル。
中心部から南に歩いて1キロほどのところにある。
太原行きのバスは、座席はあるが、最終が午後4時前に出てしまうので注意が必要。
posted by からみもち at 02:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行観光(華北地方) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

五台山@

五台山は、大同と太原の中間くらいにある。それぞれバスで4時間余りかかる。
中国における高野山のようなところで、山間の集落にいくつもの寺院が集まっている。
五台山の中心(台懐鎮)は周囲を3,000メートル級の五つの山に囲まれている。
集落に入るには、その山々のどれかの峠を通らないといけない。
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ここは、北台岳の入山口。ここで、入山料168元を取られる。
入ったら入ったで、一つ一つの寺でまた入場料を取られる。
大同から五台山までの路線バスで来たのだが、ここでバスを一回降りて、切符を買って入場ゲートを通ってからまたバスに乗らないといけない。
ここで、間違ってチケットを多く買ってしまった家族に遭遇した。
何でも、運転手はチケットが必要ないらしい。
それで払い戻そうとしたら、断られたということで、切符売場の前で道行く人に売ろうとしていた。
これだけ高いとやっぱり必死に売ろうとあせっていたが、誰も買おうとしないので、自分が買うことにした。
160元で売ってくれ、少しだけ安くなったのだが、偽物の心配が強く、ゲートを通る時は結構ドキドキした。
しかし、無事通れた。
ちょっといいことをしたという充実感も生まれた。
その他、五台山の地元の人ならタダで通れるということで、路線バスの車掌の家族ということにしてもらってタダで通っていた女性もいた。
その車掌がまた悪そうな顔してるおっさんで、デレデレしてうれしそうにその女性に話しかけていたのだが、その女性もいかにも親しげに話していて、たかが168元でそんな風に媚態を作るのかと、気持ち悪かった。
おまけに隣に旦那さんが座っているのだ。
車掌はともかくその夫婦はともども理解できない。

五台山の中心の台懐鎮に行く道は、峠を経由する3つの道から侵入できる。
当然道は細く、台懐鎮に入っても2車線しかなく、おまけに行った時期も国慶節だったので、台懐鎮の中は車だらけで渋滞がひどかった。
路線バスも路線バスで、バス停まで行ってくれなかった。
途中の民宿が密集している地域で細道に入ってしまい、車掌の知り合いの民宿に乗客全員が連れて行かれた。
すごく清潔だと言って必死に勧めてきたが、どうみても街中の招待所よりボロい。20元くらいで泊まれそうなレベルだ。
それで、別の宿を探した。
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泊まったのが、この「金峰賓館」。
橋を渡ると駐車場やロープウェーがある界隈にある。かなり大きな宿で橋の向こうからだと一番に目に入る。
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部屋もまあまあ奇麗だ。
250元だったのが交渉して200元になったが、繁忙期の観光地ということを考えると、250元出してもよかった。

そんなこんなで3時くらいになり、昼食もまだ食べてなかったので、近くの食堂で食事することにした。
橋を渡ってすぐ、川沿いの道の並びにある店に適当に入った。
ここでもやはり刀削面が名物みたいなので、安く済むだろうし刀削面で済ますことにした。
10元でできるが、時間がかかるので、キノコと肉の炒め物にしたらどうかという主人の勧めで、それに従うことにした。
それで、たべたのがこれ。
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キノコと豚肉を普通に炒めただけだが、普通においしかった。
勘定をするときになって、主人に言ったら、60元だと言われた。
これには本当にびっくりした。
なんでこんなにするんだと言ったら、キノコが五台山の名物で、天然のものだからこの値段なんだ、と言い、ご丁寧にメニューも見せてくれた。これがその料理の名だと言って、56元の料理を指した。
こちらはその料理が本当にその名前かも知らない。
本当に分かりやすい典型的な旅行者を食い物にする手口だ。
こんな道沿いの店がこんな古典的な手口を使って騙すとは思ってもみなかった。
というか、そのまま警察に行ったら捕まるんじゃないの、ということを堂々とやるのが理解できない。

旅行者だと思って吹っかけてるんだろうと思い、20元くらい払えば満足するかなと思い、主人と交渉したが、意外なことに頑としてびた一文負けない。
それどころか、勇気があるなら外に出ていってみろ、とすごい剣幕で怒鳴る。
店の中はその店の一家が食事しているのだが、あまりかかわりたくない様子だ。
こちらは料理の写真も撮ってるし、どう考えても60元もするわけはなく、さらに外国人という強みもあるので、警察に行けば勝てる自信はあるが、たかが数十元のために貴重な時間を潰すのは痛い。
それで、30元あげることにし、家族と一緒に食卓についてた主人に向かって、30元やるから受け取れ、受け取らなかったらそのまま出ていく、と宣言し、受け取る様子がないのでそのまま出て行こうとした。
そしたら主人がこちらに走ってきて、胸ぐらを掴んできた。
その後どうするのかと見てたら、ちょっと押してきて、その後食卓へ戻って行った。

その後すぐ、その奥さんと思われるおばさんが仲裁に入ってくれた。
この人も30元まで譲歩してくれてるんだからいいでしょ!といって、手を打ってくれた。
20元札2枚しかなかったが、ちゃんと10元おつりをくれた。
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この店で起こった出来事だが、他の店でもこういったことはあるかもしれない。
五台山で食事する時には、注文する前に値段はよく確認した方がよいだろう。

人をだます悪い人が多いから気をつけてね、という大同のマッサージ師の女の子の忠告は、本当のことだった。
あの女の子が本当に知っていて言ったとは未だに信じられないが、逆にあんな太原ですら行ったことない女の子でも五台山がこういうところだと知っていたとしたら、問題は重いものがある。

ここではタクシーも適当で、メーターを倒さない。初乗り5元なのに、銀行のATMまで往復で3キロくらいの距離を15元取られた。
仏教の聖山だというのに、逆に五台山に入ったら胡散臭い出来事が多い。
町並みとしては、日本の山村を彷彿とさせ、すごく落ち着く感じなのだが。
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posted by からみもち at 00:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行観光(華北地方) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

大同

大同は、山西省北方の中心都市だ。
太原からは高速道路が通じ、バスで3時間余りで行ける。
大同付近は何しろ炭鉱が多い。
街の周囲を炭鉱やら発電所やらがぐるりと囲っている。

大同近郊には、雲岡石窟や恒山やその他名勝旧跡が点在している。
大同の街中にも、いくつか見どころはある。
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華厳寺。
華厳寺は上華厳寺と下華厳寺に分かれていて、ここは下華厳寺。20元。
ここは、簡単な博物館にもなっている。
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この「薄迦教蔵」と書いてある建物の中に、遼時代に造られた仏像が31体ある。
どんな感じの仏像だったか今では覚えてないが、それなりの満足感はあったと思う。

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この華厳寺がある「華厳寺街」のあたりはちょっとした古い街並みになっている。
小規模だが、土産物屋や食事する店などが数軒ある。
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屋根から煙突が出ているところが、いかにも北方の旧市街だ。
犬肉の看板も、南方では基本的に見ない。ロバ肉まで売っている。
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これは、九龍壁。10元。
もともとは、明の時代の皇室の一族の屋敷の壁だったという。
九匹の龍は、皇帝の象徴であり、皇族の屋敷にしか許されない壁だ。
この九龍壁は、中国三大龍壁の一つらしい。
だから、この壁だけどこかから移してきて、壁を壁で囲って、10元徴収している。

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大同で有名な食べ物といえば、刀削面らしい。
ということで、宿泊した旅館の対面にある「于記面食館」で刀削面を食べた。
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刀削面3元+煮卵0.5元。
煮卵は、レジの女の子が「煮卵入れるでしょ」と言って勝手に入れてくれた。
刀削面は日常の食事という感じで普通においしかった。煮卵は大抵のお客さんが入れるみたいで、さすがに味が染みていておいしかった。
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その他、小麦粉をこねて作る料理は何でも名物なので、餃子を食べてみた。
この「雪香餃子王」は、バスターミナルのある雁同西路の大北街との交差点寄りにある。
ここの餃子が安くておいしかった。
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ここのすごいところは、餃子をその場で皮から作るところ。
このように、作業しているところが見える。
さらに、このガラス張りの中に餃子の具が並べてあり、入れる具を目で見て指定できる。
その場で作るだけあって、味はかなりうまい。
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この3品を食べた。20元くらい。
餃子はもちろん、その他の料理も悪くない味だ。
店内も清潔だし、おすすめできる。

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宿は、この「北城賓館」に泊まった。ツイン100元。
鉄道の駅の南へ歩いて、西馬路と東馬路が交差するあたりにある。
ここはまあ値段なりだが、それなりに清潔で、布団に臭いなどはないので許容範囲だ。
食事するところも近くにあるし、交通の便もなかなか良い。

その他、「北城賓館」から北へ5分ほど歩いたところに「延伸足道」というマッサージ屋がある。
ここは、128元で泊まれて、さらに2時間の全身マッサージが付いてくる。
さらに泊まる部屋はちゃんとテレビもあり、「北城〜」よりきれいだ。
マッサージだけだと99元。マッサージ師は、女性か男性かを選べるようだ。
女の子に来てもらった。
大同当地の娘で、ほとんど外地には出たことないという。
北京に行ったことあると自慢してたが、省都の太原にすらいったことがないらしい。
日本人について聞いてみると、日本人のお客さんは結構来るらしい。
団体のツアー客が多く、日本人はマッサージが好きということで、ツアーのコースに入っているらしい。
その他、明日五台山に行くという話をすると、もちろん彼女は行ったことはないのだが、悪い人が多いから気をつけてね、なんて言ってた。
いまさら何を言うんだ、俺を誰だと思っている、なんて思いながらも、このいかにも見識の浅い田舎町の女の子らしい物言いに微笑ましさを感じたりしていたが、そんなふうに上から目線で人の忠告を聞いていた報いをこの後受けようとは、この時は思ってもみなかった。
posted by からみもち at 01:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行観光(華北地方) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする