2015年09月08日

転職して1ヶ月

9月になった。
すでに猛暑ではなくなり、夜も冷房を切っても寝付くことができる。
暑いのには変わりないが、職場でも部屋の前に氷を置いて風を送るというような大げさなことはやらなくてもよいくらいにはなっている。

仕事のほうは今のところほとんど部屋にこもって訳文のチェックをやっていて、あまり動くことがない。
思いの他仕事が多く、以前みたいに気になった箇所をいつまでも調べてるようなペースでは締め切りに間に合わない。メリハリが必要になる。
一日中机の前でパソコンの画面に向き合っていることが多い。
おまけに個室で作業しているので、勤務時間中一言も口を聞かず、誰とも顔を合わせずに一日を過ごすこともしばしばある。
仕事は、電子メールで秘書を通して来る。
メールの文面は、担当部門と締め切りだけ書いてある至極簡単なものだ。
だから、お客さんがどういう人で、どういう経由でこの仕事が来たのか、という情報が何一つない。
ただ、メールで送られてきた文書に目を通す、という作業を孤独に繰り返す。
そして、誰とも口を利かずに出社し、退社する。
何か少し人体実験でもされているような気になる。どれだけ孤独に耐えられるか、というような。
そして、ちょっと古いが、『LOST』のデズモンドってこんな気分だったのかな、と久々に思い出した。
自分と入れ替わりで辞めた前任者にも顔を合わせたことはないが、どんな感じだったのだろうか。

まあちょっと大げさに書いているが、今は大体こんな感じで仕事をやっている。
職場で自己紹介もしてないし、特に紹介してもらってもないし、座席表なんかもないので、どういう人たちが働いてるのか未だによく分かってない。
自分も賑やかにやりたいほうではないので、これはこれでよいと思っているが、規模に比べて日本人が少ないので、こういう感じも最初のうちなのではないかという気がする。
ラベル:上海 仕事
posted by からみもち at 02:29| 上海 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 職場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月07日

猛暑真っ只中

上海は今週とても暑かった。
先週まで日本に帰っていて、東京も暑かったが、上海はさらに暑い。
一昨日なんかは日中39度まで上がったらしい。
朝の通勤時間でもすでに暑く、地下鉄の駅まで歩いて汗かいて汗たらしながら満員電車に乗る、という苦行を毎日重ねている。

8月からは職場が変わり、前の職場から歩いて10分くらいの別の職場で働いている。
以前蘇州で働いていた会社の上海本部なので、知っている人も何人かいる。
蘇州時代には、何もしてくれないで取り分だけ分捕っていくと思っていた上海本部を、今度は中から見てやろうというわけだ。
部署が多い割に日本人が少ないので、仕事が次々に来るのはまあいいところだ。
自分には個室が与えられ、専用のオフィスで仕事をするという、これも初体験だ。
個室と言っても、大学図書館の読書室みたいなもので、机と椅子と本棚だけの狭い部屋だ。
そして、間の悪いことに、猛暑でオフィス内の温度が異常に高くなり、ぼろいビルなのでエアコンの性能が追いつかず、さらに悪いことに個室にはエアコンの通風孔もないので、とても蒸し暑くなる。
一人一台扇風機が用意されているが、それでも追いつかないくらい暑い。
ついには、氷が出てきて、送風機の前に氷を置いて、風を冷やして涼をとる、ということにチャレンジする。

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送風機とその前に置かれた氷。
こういうのは前の職場ではまず見ることのない光景だ。
これでも涼しくならず、何人かは西日の当たらない涼し目の側のデスクに引越ししていった。
この職場は座席が部署ごとに固まっておらず、みんなばらばらで、おまけに引越しも自由という、そこだけ見るとIT企業みたいだなと思うが、実際はぐだぐだな感じが積み重なってこうなっている。
この氷だって庶務課長みたいなおじさんと副社長みたいなおじいさんが腰を庇いつつ台車から降ろしたものだ。
しかしこういうたまに身体を動かす機会があると何故か張り切って楽しげなのは、おじさんの万国共通の性質なのだろうか。
つまり分かるとおり、ゆるい職場なのだ。
自分にはこっちの方がいいかも知れない。
暑いのは困りものだが。
ラベル:上海 仕事
posted by からみもち at 02:11| 上海 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 職場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

食べるのか、ラー油

新しい職場で働き始め、はや10ヶ月くらいになる。
なかなかやりたい仕事がさせてもらえず、もう辞めよう、もう辞めようと常々考えながらなんとかここまで来てしまった。
まあ嫌な仕事でもきっちりやって形にしていけばそれなりにいいことも巡ってくるようで、今年は部署を移って希望するような内容の業務を中心にやっていけそうだ。
ビザの問題を乗り越えれば今年は平穏に過ぎそうな感じだ。

工場勤務なので、朝ラジオ体操をやって、朝礼があって、昼のチャイムが鳴ると食堂に駆けつけ、帰りのチャイムが鳴ると送迎バスに間に合うため従業員たちが急いでオフィスを出て行く様を、毎日毎日同じように見ている。それもすっかり慣れた。
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工場の給食。見ての通り食欲のわかない食事だ。おまけに毎日同じようなおかずなのだ。いつももやしかじゃがいもか青菜か白菜かを炒めたものや春雨みたいなやつや海藻みたいの等が必ず2品くらいローテーションで出てくる。
さらに始末の悪いことに、ごく稀に変なものが入っているらしいので注意が必要だ。以前、出張者の食事に青虫が入っていたこともあるという。
現場の作業員たちはご飯をこの2倍くらいよそってもらい、ガツガツ美味しそうに食べるのだが、日本人たちはみな、まずくて食べられないと言って、おかずを半分以上残す。ご飯は、ふりかけなんかを持ってきてむりやり全部食べる。とりあえず腹を満たすためにはふりかけは必須なのだという。
自分なんかはお構いなしにおかずもご飯も完食する。日本人の鑑なんじゃないかと自分では思うのだが、中国暮らしが長くて味覚が壊れているなどという人もいる。

それで、こないだ日本に帰った時に、日本でいま流行っていると噂の、「食べるラー油」なるものを買ってきた。
それで、自宅でご飯を炊いて「食べるラー油」をかけて食べてみたのだが、全然おいしくなかった。ご飯に油をかけた味しかしない。
なんでこんなものが流行るのか全く理解できず、もしかしたら普段油っこい中華料理を食べてるので油慣れしすぎたのか、などと自分を疑ったりもした。

それでついこないだ昼食時に同僚と話していて、彼がやはり、正月日本に帰国した時に流行りの「食べるラー油」を買ってきて、食べてみたらおいしくなかった、と言っていた。
そしてやはり、なんで美味しくないんだろう、と首をかしげていた。
ようやく同志に巡り合った気がして、やっぱり美味しくないですよね!と相槌を打った。
やっぱり中国に長い間いると自分の方に自信が無くなり、自分の味覚がどうかしているのかをまず疑ってしまうのだ。
そういう時自分と同じように悩んでいる人間に出会うと、ものすごくうれしい。
それで、もしかしたら食べ方に問題があったのか、味噌とか醤油を混ぜて食べるのか、海苔と一緒がいいんじゃないか、いや納豆に混ぜるのでは、という議論になった。
しまいには、ご飯に載せるんじゃないでラーメンに入れたらうまいんじゃないか、という話になった。それってラーメン屋で昔っからあった光景じゃないか。

実は、日本でずっと暮らしている人たちから見ると我々はなんかものすごい間抜けな会話をしてるんだろうな、と推測はできる。
ただ我々としては今でも「食べるラー油」は謎のままで、本当にご飯にかけておいしいのか、本当はどうやって食べるのか、いまだにわからない。
本当のところどうなのだろう。
ラベル:昼食
posted by からみもち at 02:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 職場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

お祝い事

部下がつい先日出産した。 出産時、中国では産前2週間、産後3か月の出産休暇が認められる。江蘇省の場合は産後4か月認められる。 その後1年間は授乳休憩を一日1時間与えなければならず、その間労働契約が終了する場合は契約が自動延長される。 今年上半期は中国でもリストラの嵐だったが、リストラされないために女性従業員が妊娠するケースが結構あって、対策に頭を悩まされた。 もちろん自分の部下はそういうケースではなく、自然に子供ができたのだろう。 一応上司なので、何か贈り物をしないといけない。 それで中国では出産時に何を送るのか聞いてみた。 そしたら、産前には何も送る必要はなく、産後30日経過後や100日経過後に服なり食べ物なり金なりを送ればいいらしい。 100日経過した時といっても産休中なのでその時にどうやって送るか、については、お互いの関係を考えないといけない。 家を訪問するくらい親しいのであればお祝いに行ってあげればいいし、そういう関係がなければ産休後出勤してきたときにあげればいい。 人によっては100日目に職場に子供のお披露目に来る場合もあるらしい。 まあ言われてみると、流産する可能性もあるわけだし、出産後ある程度経過して安定してくるころを見計らって、という意味で出産後期間をおいてお祝いするという習慣も理にかなっている。 面白いのが、中国では出産すると出産した側が贈り物をする。 たまごやお菓子類を送るのが一般的らしい。 たまごは、生まれたのが男の子の場合は偶数、女の子の場合は奇数の数だけあげるようだ。 正直たまごをいくつももらっても処置に困るが。 出産に限らず、こちらではお祝いの時にはいいことが起こった側がお金を出すのが習慣だ。 自分の幸せをほかの人にも祝ってもらうという意味で、こういう習慣になってるらしい。 先週の日曜は中国の司法試験合格者の発表があって、同僚が合格したのだが、実習生で給料もろくにないのにみんなに食事をおごってくれた。 週末にはさらに学生時代の友人たちに御馳走しないといけないと言ってた。 確かにこういう習慣も合理的なんだけど、祝われる側としては集まってくれた人たちが純粋に祝ってくれてるのかただたかりに来てるのか見分けがつかないんじゃないか。 まあ楽しければいいと割り切ってしまえばそんなことはどちらでもいいのかもしれないが。
posted by からみもち at 23:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 職場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする