2017年09月30日

上海の最近のラーメン事情

上海も最近は雨が多く、すっかり涼しくなってきた。
明日からは国慶節の長期休暇だ。
1週間インド旅行に行くのだが、何処に行くかあんまり考えてない。
このままだとホテルに引きこもりかねないな。

中国の食のレベルも、来た当初に比べると随分上がった。
上海でもここ数年でさらに進化している。

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これは以前紹介した、近所にあるラーメン屋の紅焼牛腩麺。肉も軟らかくスープも個性があって麺も生麺で、ローカルレベルではとても完成度が高い。

しかし最近の店は、料理自体の品質以外にもこだわっている店が出てきている。

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これは、「和府撈面」という店の紅酒雪花牛肉麺。値段は36元と少し高め。
麺は細めだがかみ応えがあり、スープもさっぱりしてるようでコクがあり、肉も軟らかくて量も多い。
トッピングは「はなまるうどん」みたいに自分でトレーを持って拾っていく形で、中国でこういう形式のラーメン屋が生まれたのは新鮮に思った。
煮卵も、しっかり色がついていて、中の黄身もしっかり半熟なのも、進歩を感じさせる。

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この店は内装も凝っていて、昔の中国の書店を模しているらしい。
店員が調理した麺をテーブルに持ってくるシステムも進化している。
最初に会計したときにカードを渡され、それをテーブルにある差し込み口に差し込むと、それで何処に客が座ったのか分かるらしくて、出来上がると店員がテーブルまで持ってきてくれる。
Wifiはもちろんのこと、それぞれのテーブルにUSB電源があるのも嬉しい。
この店はチェーン店で、今は上海のショッピングモールでは必ずと言っていいほど見るし、若者客で混雑している。

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これは、「蜀麺」という店の担々麺+茶碗蒸しのセット。26元。
この担々麺は、日本人がイメージするものに非常に近く、細麺も小麦の味がしっかりして、辛味噌とピーナッツのスープとの相性もいい。
他にも日本で言うところの鶏白湯みたいな麺もあって、それもおいしい。

この店も面白いシステムで、メニューがなく、注文も会計も携帯電話で行う。
注文するには携帯アプリのWechatを使う。
Wechatを起動させ、テーブルの上にある二次元バーコードをスキャンすると、Wechat上にこの店のメニューが表示され、食べたい品名をタップして、やはりWechat上で代金を決済すると、自分が座ってる席まで店員が注文した品を持ってきてくれる。
店が狭いので、わざわざこのシステムを取る意味はあまりないように思う。
店に入ると店員に席に案内され、店員が傍にいる中で机に携帯カメラを向けて携帯を操作して注文する。
直接店員に注文した方が速いだろ、と思ってしまうのは、SNSでコミュニケーションをとる習慣のないおじさんだからだろうか。

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これは、「顧一碗」という店の「蝦仁焼売」。16元。
一つ一つにエビが1尾ギッチリと入っていてぷりぷりした歯ごたえで、さらに肉餡と肉汁が合わさりとても美味だ。
日本でイメージする「シューマイ」とは違い、これは小篭包に近いが、本当に美味しい。
注目する点は、焼売の下に紙が敷いてある点と、竹籠の下に皿が敷いてある点だ。
紙が敷いてないと焼売が下にくっついて汚らしいし、皿が敷いてないと、焼売の皮が破れたときに汁がそのままテーブルにこぼれてしまい、汚らしい。
高級店じゃない普通のチェーン店でこういうところをキチンと出来ているのが、進歩しているなと感じる。

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「顧一碗」の内装。なかなかおしゃれ感を出してくる。
とても人気があり、ランチタイムは常に満席になる。
この店もチェーン店で、上海で最近増えだしている。

味が良くて店内も清潔で、さらにプラスアルファの工夫をしている店が、会食とかデート用ではなく普通にランチを食べるような店でもどんどん出現してきていて、こういうところに時の移り変わりを感じる。

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「顧一碗」の外観。その手前には、「いきなりステーキ」がある。
いきなりステーキはごく最近になって開店した。
しかし、残念ながらあまり人気はない。

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オープンセールをやってるときに入って食べてみた。オーストラリア産牛肉200グラム。100元くらいだったのが半額セールで50元くらいになってた。

肉の味はやはり美味しかったが、それ以外が最悪だった。
まず、メニューに白米がない。しょうがないのでマカロニをつけたら、こんなふうに鉄板に盛られてきた。
それから、店員がおすすめをしつこく勧めてくるし、そのくせ前掛けもよこさないし、食べ方の説明もないし、鉄板も温くて付け合わせもしょぼく、さらに会計も遅い。

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いきなりステーキの内装。日本と同じ感じだが、客がいない。
これだけ客がいないのに、店員が何もしない。この感じだと年内に潰れるんじゃないかという気がする。

上海ではいきなりステーキみたいにステーキを量り売りしてカウンターで食べさせる店が多くなっている。
デパートの地下でちらほら見かけるが、どれもあまり流行っていないのが共通点だ。
何故なのかは分からない。
ステーキを食べる習慣がないからか、カウンターで軽く食べるにはまだ値段が高いのか。
全然流行らないのに何故カウンターのステーキ店が次々に出来るのか、それも謎だ。
肉牛の飼育にも技術革新が起こっているのだろうか。
ラベル:上海 食べ物
posted by からみもち at 23:00| 上海 ☁| Comment(0) | グルメ・クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

納豆を作ってみた。

またブログ更新の間が開いてしまった。
いつの間にか春と梅雨が終わり、40度近い毎日が続いている。
梅雨って言っても3〜4日しか雨が降った記憶がない。

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濱江公園から夕方の外灘を撮影。
退社後の7時くらいでもまだ明るい。

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何故かトンボが大発生していた。
小さな点はハエみたいだけど全てトンボ。
エサがいっぱい飛んでるのかな。

この3ヶ月も特に何があるわけではなく、ダラダラと過ごしていた。
事務所のエアコンも快調で、昼寝するのが気持ちいい。
したことと言えば、買い物を多少したくらいだ。

一ヶ月前くらいに、日本人向けのスーパーしんせん館が浦東から撤退した。
日本人が少なくなってきたのか、しんせん館は浦西地区だけに実店舗を絞って、後は宅配サービスでカバーすることにしたようだ。
しかし、自宅が浦東の東のほうなので、宅配サービスの範囲内に自宅が入っていない。
乾物とか調味料などの日本食材だったらデパート地下の食料品売り場でも売ってるけど、納豆が困る。
デパート地下の食料品売り場だと、食材の回転率が悪いので、いつから置いてあるのか分からないような冷凍の納豆ばっかりだし、おまけに割高なので、手を出したくない。

というわけで、納豆を自宅で作ることにした。
いきなりぶっ飛んでいると思われるかもしれないが、自宅で納豆を造るのは意外に簡単らしい。
ただし、道具が多少必要になる。

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道具その@。ヨーグルトメーカー。99元。
安いけど、40度くらいに温度を一定時間保ち続ける、というシンプルな機能しかない。

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買うと、おまけでこの乳酸菌がついてくる。
買った時にこの乳酸菌でヨーグルトを作ってみたところ、お腹を壊した。
雑菌が混ざってたのか、それとも古かったのか。ヨーグルトを作るときは、容器とかを煮沸消毒しないといけなかったり、雑菌の混入に対してシビアだ。

納豆は、納豆菌が強いらしく、そこまでシビアではない。
そもそも、納豆自体1000年以上も前に藁に包んだ大豆が暑い中放置されてできたような代物らしいし、今でも東南アジアの田舎なんかで雑に作られて食べられているような食べ物なので、失敗することが難しい。
しかし、大豆を蒸して柔らかくしないといけなくて、それが圧力鍋を使わないと何時間もかかるみたいで、日常やるには手間なので、圧力鍋を買ってしまうことにした。

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道具そのA。電子圧力鍋。2,299元。
パナソニック製のIH圧力鍋。低・中・高に圧力を調整でき、最大2気圧まで出る。減圧とかも勝手にやって、仕上がったら知らせてくれる。なかなか凄い機械。
中国国内メーカーの電子圧力鍋だと500元以内で買えるが、米の炊き方も細かく指定できてタイ米にも対応していて、それから安全装置も充実してるので、奮発して買ってしまった。

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本体。真ん中の出っ張りを前後にずらしてロックする。操作も簡単。

納豆を作るためには、まず乾燥した大豆を買ってきて、8時間くらい水にさらす。
量は、乾燥大豆200グラムくらい。
それからようやくこの圧力鍋の出番。
高圧に設定して、蒸す。
機械の自動設定だと18分だが、少し固めの豆感が残っているくらいのほうが好みなので、13分で設定した。
実際は、プラス加圧と減圧の時間があるので、倍以上時間がかかるが、減圧が終わったらアラームで知らせてくれるので、とても気楽。

蒸し終わったら、豆の堅さをチェックする。指で簡単につぶせるくらいがいいらしいが、自分はもう少し固めが好き。
豆の堅さが問題なかったら、市販の納豆を半パック混ぜる。
かき混ぜたら、専用容器に移し替えてヨーグルトメーカーで18時間くらい温める。

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出来上がった納豆。時間はかかるけど、とっても簡単にできる。
豆の表面の白っぽいのは納豆菌。

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一食分ずつ小分けにする。
乾燥大豆200グラムから、市販の納豆でいうと6食分くらいができる。
多めに分けて4食分にした。

これで完成にしてもいいけど、ヨーグルトメーカーの中国語の説明書によると、さらに冷凍庫で24時間以上冷凍保存する工程がいるらしい。
説明書では、「二次発酵」と書いてある謎の工程だ。
やってみると、何でか分からないけど、大豆っぽさが薄まって、市販の納豆に近い味になる気がする。

自分で納豆を作ると、原価約10元で、12食分作れる。
市販の納豆が3パック12元だとすると、4分の1以下のコストで作れる。
豆の堅さも自分好みに調整でき、味も市販のものより新鮮でおいしいので、しばらくは納豆の自作を続けると思う。

しかし、IH圧力鍋はなかなかすごい。
牛バラ肉でカレーを作ったら、肉がとても軟らかくできて、とても美味しかった。
米も炊けるし、もっと色々作っていきたい。
ラベル:食べ物
posted by からみもち at 20:11| 上海 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月31日

中国で食べて美味しかったもの

中国に来て以来おいしいと思い出に残っているものを書き出してみる。

でも基本的には、日本で食べたほうが何でもおいしいのだ。
それに、旅行もバックパック背負った一人旅なので、宴席料理的な金のかかる食事はしておらず、一般庶民が食べてるようなものしか挙げられない。
この店のこれ、というより、その地方の名物みたいな紹介になる。

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手抓飯:新疆ウイグル自治区、喀什(カシュガル)
ウイグルのチャーハン。しかしチャーハンよりも油こくない。にんじんとか果物とかと羊肉の塊を一緒にじっくりと炒める。羊肉は、一塊につき一元で追加する。羊肉はよく火が通っていてやわらかく、肉のエキスが米に染み渡っていて、安いうえにとってもおいしい。

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レバーの串焼き:新疆ウイグル自治区、喀什(カシュガル)
カシュガルの、市場の一番奥にある屋台で食べた。このレバーが結構大きな塊で、しっかり食べれて一串一元。臭みもなく、3串食べたがもっと食べたかった。ナンに挟んで食べる人もいる。

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羊肉のグリル:新疆ウイグル自治区、喀什(カシュガル)
カシュガルの、Hotel Eden内の食堂で食べた。新疆の羊肉はどこで食べてもおいしかった。代表としてここの料理。やわらかくて臭みがない。
中国で肉塊をガッツリ食べられる料理は少ないので、肉がたくさん出る新疆の料理に惹かれるのかな。
新疆は肉料理のほかに果物もとてもおいしく、ハミ瓜や伽什瓜といったメロン類、ぶどうなどが安くてとてもおいしい。

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敦煌黄麺と醤驢肉:敦煌の順達黄麺館。35元。
この敦煌の「黄麺」というのがしっかりコシがあって、中国で一番おいしいんじゃないかと思う。ロバ肉も、筋がなくさっぱりとしてとても食べやすい。

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鶏と松茸の鍋:康定(四川)
これはやっぱり記憶に残っている。これを組み合わせたらこうなっちゃうという想像通りの美味しさ。これで60元くらいという安さも魅力。松茸が旬の夏にしか食べられない。

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米线:昆明(雲南省)
これは昆明の有名な安宿「茶花賓館」近くの食堂で食べた。地元民で混み合う安い食堂だが、スープがだしがしっかりとれていて、米麺もつるつるで、トッピングも入れ放題。昆明あたりの南方の米线は博多ラーメンみたいに何も入ってなくてトッピングを自分で入れるスタイルで、スープもたれにだしを加えて自分で作る店もある。どこで食べても美味しい。

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米线:大連(遼寧省)
昆明とか桂林もおいしいけど、大連の米线も負けないくらい美味しい。やはりどの店に入っても大抵おいしいのがすごい。スープがしっかりしてる。鶏肉をぶつ切りにして入れたのとかがとてもおいしかった記憶がある。

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餃子:大同(山西省)
大同で有名な雪香餃子王という店で食べた。山西省は、餃子や麺類などの小麦粉で作った食品が名物。さすがに名産地の名に恥じずとても美味しい餃子だった。山西省はその他麺類もどこでもおいしかった。

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上海蟹:蘇州
上海蟹よりはタラバガニやズワイガニのほうがおいしい。しかし、中国で食べた美味しいものということで振り返ると、上海蟹は入ってくるかな。茹でただけで素材を美味しく食べられる、という食材が中国では希少な気がする。そしてこの写真くらい大きくて厚みのある上海蟹は、上海のスーパーではまず見かけない。振り返るといいもの食べたな、と思える。でも上海蟹自体は年一回食べれば十分かな。

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蘇州ラーメン:蘇州
写真は、同得興(十全街と鳳凰街の交差点にある)で食べたもの。ここのラーメンは盛り付けがきれいでスープが澄んでいる。その他、東呉麺館や陸振興等のチェーン店があちこちにあるが、味は同じく美味しい。蘇州ラーメンの麺は極細で歯ごたえもあっておいしい。

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東坡肉:杭州
蘇州や上海では紅焼肉という。豚ばら肉を長時間煮込んだ料理。うまい店だと、箸で持ち上げただけで肉がちぎれる。そんなに軟らかいのに食べて仮歯が外れたことがある。

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小籠包:上海
これは、上海豫園の南翔小籠包。いつも行列ができてるが、出来立てを安く食べられるのがよい。生地と餡がいつ食べても同じ味で安定感がある。


大体こんなところかな。
ほかに、北京ダックやら広州の飲茶とか美味しかったなというのもあるが、写真が残ってない。
中華関係なく一番おいしかったのは、スーパーステーキとか日本料理屋の食べ放題とか焼肉とかになる。
それよりもこないだ日本に帰った2ヶ月間で中国での7年より美味しい物を多く食べた感じがある。
一般庶民の食に関しては中国より東南アジアのほうが豊かなんじゃないかという気がしている。
ラベル:食べる
posted by からみもち at 23:13| 上海 | Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月06日

New Richard Restaurant(新利査西菜館)

最近平日は昼食を徐家匯界隈でとることが多い。
それで結構美味しい店があって、これからたまに紹介していこうかと思う。
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新利査西菜館は、徐家匯公園の裏手、広西路にある。中国の改革開放前から何十年もやっている老舗のレストランだ。
この店は、以前上海に住んでいた時に知り合いの中国人に連れてきてもらい、その時にとてもおいしかった思い出があり、久々に行ってみた。
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店内はこんな感じで、いかにも古いレストランで、なかなかおしゃれだ。客は、中国人ばかり。やはり安くておいしいので、中国人客で混み合うのだ。
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店員さんは基本的におばちゃん。愛想はない。昔の官営食堂のよう。オーダーすると、会計を先に求められる。白飯がなく、チャーハンしかないということなので、パンにした。パンとスープと肉料理を頼んだ。
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利査濃湯(10元)と、パン(2個で3元)。スープはキノコとトマトと野菜のスープで、ちゃんと美味しい。パンは、ちょっと微妙。コッペパンみたい。スープにつけて食べると美味しい。
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蘑又r利(26元)。牛肉のステーキにキノコのデミグラスソースをかけたもの。この肉の量と味付けでこの値段は非常に安い。肉も柔らかくておいしい。ソースも本格的で、最後のソースまでパンで拭いてきれいに食べたくなる。

合計39元でこのレベルの西洋料理を楽しめるのはすごく貴重だ。この味でこの値段ならサイゼリアに行くよりいいのかなと思った。
こういう歴史があって中国人が気軽に来れる西洋料理屋があるのはさすが上海だ。この界隈は他にも地元密着型の西洋料理屋があるっぽいので、探索して行きたいと思う。


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ラベル:上海 食べる
posted by からみもち at 00:07| 上海 | Comment(2) | TrackBack(0) | グルメ・クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする