
三清山は、江西省東部、浙江省との境目にある。世界遺産に登録されていて、道教の名山である。
行き方は、上海から列車で江西省の「玉山」駅で下車し、バスで三清山に行く。
三清山の登山口は、南口(外双溪)と東口(金沙)がある。どちらからもロープウェイが利用できる。昔から開けているのは南口だが、東口から登ると、見所の多くが付近に集まってる。両方とも玉山からバスで行けるらしい。

三清山の南の登山口付近。右手に見えるのは、三清山国際渡假酒店。この界隈で最も高級。通り沿いにはホテルや食堂が並ぶ。

裏手には商業街っぽい通りがある。ロープライスの宿が並ぶ。自分は、この通りの一泊80元の宿に泊まり、翌朝ロープウェイで三清山に登った。料金は、ロープウェイが往復で135元、入場料が155元だった。

三清山南口のロープウェイを登ったあたりから撮影。こういう感じにところどころおかしな形をした岩があり、それを鑑賞する、という観光地だ。

標高が1800メートル前後で、天候によっては山に雲がかかった幻想的な風景が見られる。場所や時間によっては雲海も楽しめる。

写真の中央に映る奇岩は、「東方女神」と名付けられてる。よく分からないけどそう見えたのかな。

中央の縦長の岩は、「巨蟒出山」と言う名。蛇が頭をもたげてるように見える。三清山で一番有名な岩。

右側の岩は、「独秀峰」。いかにも中国っぽい感じ。

陽光海岸景区。平坦な道が続く。この道を通り、「三清宮」がある地区に向かう。途中の景色は見晴らしがよく、奇岩もたくさんあり、歩いていて飽きない。

三清山に唯一ある吊り橋、「渡仙橋」。吊り橋を渡る時に中国人は必ずピョンピョン飛び跳ねて揺らそうとするのだ。付き合うのももうめんどくさい。

三清宮の東側にある「竜虎殿」。石積みの感じが古めかしい。門を守る龍と虎の像も味があって良い。

奥の建物が、三清宮。この辺りは、キャンパーの野営地になっている。

三清宮の本堂は最近再建されたようだ。中の本尊もピカピカだ。手前の鳥居と門番の像は古めかしい。

西海岸景区。三清山風景区の西側にあり、日没を見るにはこの風景区がいいらしい。奇岩は少なめで、物足りなさを感じる。

西海岸景区もとても見晴らしがいい。夕焼けが出て、さらに雲海も出てたらとてもきれいなんじゃないかと思う。しかしこの時は歩き続けて疲労困憊し、早く下山したかった。
本当は山上で一泊したかったのだが、やはり値段が高く、シングルで300元とか500元とかするので、日帰りで下山することにした。日没日の出を見るためだけに何百元も使うのは気が引けた。

ロープウェイで下山する。午前8時半に上り、下るのは4時半だった。三清山ほぼ全て回れたが、8時間ほぼ歩きづめだった。泊まるつもりでリュック背負って来てしまったので、余計疲れた。
三清山はまあそこそこだった。面白い岩がいろいろあったが、感動はそんなに大きくなかった。やはり黄山や張家界や九寨溝に比べるとワンランク下だと思う。黄山とかに行かないでいきなり三清山に来ると、感動もすごいんじゃないか。