2017年04月03日

上海から日本の食材が消えた件

毎年3月は、全人代が開かれ、それに合わせて新しい法律が沢山公布される時期だ。
全人代が終わると、3月15日の国際消費者デーになり、商品に関するクレームなんかがいろいろ特集され、キャンペーンが張られる。

今年は、日本の放射能汚染食品が、輸入を禁止されているはずが野放しになって普通に売られている、という題材を中央電視台が取り上げたらしく、その後、上海のスーパーからあらゆる日本の食材が撤去されてしまった。
刺身や弁当やお菓子や調味料を含め、あらゆる食材が消えてしまった。
日本の中でも東日本の特定の地域が禁止対象だが、とりあえず全品検査するとかなんとかで、全てがなくなった。

自分は普段そんなに日本の食品は食べていないが、納豆がなくなったのは痛かった。
一時期家で自分で納豆巻きを作って食べるのにはまって、その時期には週3回くらい納豆巻きを食べていた。
最近はそれも下火になっていたので、ダメージは少なかったが、それでも食べられないとなると食べたくなるものだ。
納豆を自分で作ろうと思い、ネットで保温器を調べ、哺乳瓶を温めるやつしかなかったから、思い切って細菌培養実験用の保温箱キットを2,000元出して買おうかと思ってしまった。

それで、最近になって職場の近くのデパート地下のスーパーに行ってみたら、日本食材が復活していた。
このデパートは、去年開店したばかりで、無印良品やダイソーや山崎パンなんかが入っていて、日本人にはそこそこ使い勝手が良い。
以前は惣菜もなかなか充実してて、午後6時にはもう安売りしていて、弁当なんかは2個で1つの値段になる。
それで、刺身を買ってみた。

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2割引で78元。
「不能生食」という不可解な表示がある。
売り場には「必ず煮て食べてください。」という小さな立て札が立っていた。
刺身なのに煮て食えとはこれ如何にと思い、売り子のおばさんに聞いてみた。
おばさんが言うには、20日に食品安全条例ができて、それで「生食証」がなかったので生食のものが売れなくなったけど、モノ自体は以前の通りなので、そのまま食べてちょうだい、ということだった。

要するに、中国ではありがちな、新しく規定ができてキャンペーンで取り締まりを行うものの、形だけやって後は何もしないで今まで通りという、ズルズルな感じのやつだ。
おばちゃんが普通に本当のことを言っちゃうのもすごい。
また取り締まられるんじゃないかと心配になる。
タグ:上海 食べ物
posted by からみもち at 02:26| 上海 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする